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虫歯を予防する方法とは?原因や虫歯を防ぐ健康習慣12選まで紹介

投稿日:2024年12月20日/更新日:2024年12月20日

「虫歯を予防する方法は?」

「虫歯の原因は?」

「効果的な口腔ケアについて知りたい」

上記の疑問をお持ちの方は、治療に伴う痛みや費用、時間的な負担を避けたいと感じているのではないでしょうか。

一方で、一度虫歯になると治療が必要になるだけでなく、費用や時間的な負担もかかります。

しかし、口腔ケアや歯医者による定期的なメンテナンスなどを行うと未然に虫歯を防げるため、将来的な負担の軽減が可能です。

本記事では、「虫歯を予防する方法や虫歯を防ぐ健康習慣12選」を紹介します。

また、虫歯の原因まで紹介しているため、自分の現状に適した虫歯の予防方法を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

虫歯を予防する方法

虫歯を予防する方法は、以下の5つです。

  • 口腔ケアの実施
  • 歯医者による定期的なメンテナンス
  • 食習慣の見直し
  • 唾液の働きを活用
  • 生活習慣の改善

それぞれ解説します。

口腔ケアの実施

虫歯予防の基本は、毎日の口腔ケアです。

歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使用すると、歯と歯の間の汚れも落とせます。

基本は、1日3回の歯磨きを習慣づけると効果的です。

また、フッ素(フッ化物)入り歯磨き粉の使用も虫歯予防に役立ちます。

舌の表面も細菌が付着しやすいため、舌ブラシで丁寧に清掃するのがおすすめです。

歯医者による定期的なメンテナンス

定期的な歯科検診は、虫歯予防に不可欠です。

また、定期的なメンテナンスにより、初期段階の虫歯を早期発見できるため早期治療も可能です。

また、歯科衛生士による定期的なメンテナンスでは自宅では取り切れない歯垢や歯石を除去できます。

3〜4カ月ごとに歯科医院を受診しプロによるクリーニングを受けるとより効果的です。

さらに歯科医師や歯科衛生士から正しい歯磨き方法や口腔ケアのアドバイスを受けられると、より虫歯予防を促進できます。

食習慣の見直し

虫歯予防には、食習慣の見直しも必要です。

糖分の多い食べ物や飲み物を控え、バランスの取れた食事を心がけます。

特に間食の頻度をできるだけ減らし、甘いものや酸性の物を口にしたあとはすぐ歯を磨くか、すぐ磨けない状況であれば水でうがいをするのがおすすめです。

また、唾液には虫歯予防効果があるため、よく噛む習慣をつけると唾液の分泌が促進されます。

唾液の働きを活用

唾液には再石灰化作用があり、脱灰した歯のエナメル質を修復する効果があるため虫歯予防につながります。

また、口内を洗浄しpHバランスを整える効果もあります。

唾液の分泌を促すには、よく噛む習慣をつけることや水分をこまめに摂取するのも効果的です。

就寝中は唾液の分泌が減少するため、丁寧な歯磨きとフッ素(フッ化物)で唾液の虫歯予防効果を補いましょう。

生活習慣の改善

虫歯予防には、日々の生活習慣の見直しが欠かせません。

食事は時間を決めて摂り、夕食は就寝の2時間前までに済ませると、唾液による口内の中和作用が十分に働きます。

また、適度な運動と十分な睡眠で免疫力を高めることも大切です。

さらに、過度のストレスは免疫力を低下させ、口腔内の健康にも悪影響をおよぼすため、ストレス管理もしっかりとおこないましょう。

虫歯になる原因

虫歯になる原因は、以下の5つです。

  • 口腔内の細菌
  • 糖質の過剰摂取
  • 歯の質や唾液の性質
  • フッ素不足
  • 不適切な歯科治療の放置

ひとつずつ解説します。

口腔内の細菌

虫歯の主な原因は、口腔内に存在する細菌です。

特にミュータンス菌と呼ばれる細菌が重要な役割を果たします。

この細菌は歯の表面に付着してプラーク(歯垢)を形成します。

プラークは300〜700種類もの細菌が集まった塊で、歯を酸で溶かす原因となるため注意が必要です。

プラークが長時間歯に付着したままだと、歯のエナメル質が溶け始め虫歯へとつながります。

糖質の過剰摂取

糖質の摂取頻度が高いと、虫歯のリスクが上がるため注意が必要です。

口腔内の細菌は、糖質を分解して酸を産生して歯を溶かします。

1日4回以上糖質摂取をすると、虫歯のリスクが高まるとされています。

一方で、重要なのは糖質の摂取量ではなく、摂取回数です。

歯の質や唾液の性質

歯の質や唾液の性質も、虫歯の発生に関係しています。

歯のエナメル質が弱いと、酸による溶解が進みやすいです。

また、唾液には口内を中性に保ち、歯を再石灰化する働きがあります。

唾液の分泌量が少ないと、口内を中性に保つ作用が弱まり、虫歯のリスクが高まります。

フッ素(フッ化物)不足

フッ素(フッ化物)が不足すると、歯が酸に対して脆弱になるため、虫歯を進行させます。

一方フッ素(フッ化物)は歯のエナメル質を強化し、酸に溶けにくくするため、初期の虫歯を修復する効果もあります。

そのため、フッ素(フッ化物)入り歯磨き粉の使用や、歯科医院でのフッ素(フッ化物)塗布が効果的です。

日常的にフッ素を取り入れることで、虫歯のリスクを低減できます

不適切な歯科治療の放置

過去の歯科治療で使用した詰め物や被せ物が劣化すると、虫歯の原因になります。

劣化した詰め物や被せ物は、歯との間に隙間ができたところから細菌が侵入し、虫歯が再発するケースがあります。

定期的な歯科検診を受け、詰め物や被せ物の状態をチェックすることが大切です。

早めに対処することで、虫歯の再発を防げます。

虫歯を予防するための健康習慣12選

虫歯を予防するための健康習慣12選を、以下にまとめました。

  • 適切な歯磨き
  • 定期的な歯科検診
  • フッ素(フッ化物)入り歯磨き粉の使用
  • 歯間ブラシやデンタルフロスの使用
  • 口呼吸を避ける
  • 間食を控える
  • 糖分の摂取を減らす
  • 食後のうがい
  • 唾液の分泌を促進
  • キシリトールを含むガムを噛む
  • 歯科での予防治療を受ける
  • 禁煙する

それぞれ解説します。

適切な歯磨き

虫歯予防の基本は、1日3回、食後に歯を磨くのが理想的です。

とくに就寝前の歯磨きは重要で、時間をかけて丁寧に磨きます。

歯ブラシは45度の角度で歯と歯ぐきの境目を意識して動かします。

力を入れすぎず、小刻みに動かすのがコツです。

また、歯ブラシの毛先が開いてきたら交換時期のため、新しくしましょう。

定期的な歯科検診

虫歯を予防するには、半年に1回程度の定期的な歯科検診が欠かせません。

歯科医院では、自宅での歯磨きでは取り切れない歯垢や歯石の除去が可能です。

また、歯科衛生士から正しい歯磨き方法のアドバイスももらえます。

定期的な歯科検診によって初期段階の虫歯を発見し、早期治療につなげられます。

フッ素(フッ化物)入り歯磨き粉の使用

フッ素(フッ化物)には虫歯予防効果があるため、 フッ素(フッ化物)入り歯磨き粉の使用がおすすめです。

フッ素(フッ化物)は歯のエナメル質を強化し、酸に溶けにくくし、虫歯菌の働きを弱める効果もあります。

フッ素(フッ化物)入り歯磨き粉を使用すると、日常的にフッ素(フッ化物)を取り入れられます。

歯磨き後のうがいの水の量は少量にしフッ素(フッ化物)を口内に少し残すのがおすすめです。

歯間ブラシやデンタルフロスの使用

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に落とすのは難しいです。

そのため、歯間ブラシやデンタルフロスを使用すると、歯間の汚れも効果的に除去できます。

歯間ブラシは、歯の隙間の大きさに合わせて選びましょう。

また、デンタルフロスは1日1回、就寝前の使用がおすすめです

口呼吸を避ける

唾液には虫歯予防効果があるため、口呼吸を避けるのが大切です。

口呼吸は唾液の分泌を減少させ、口内を乾燥させます。

鼻呼吸を心がけ、口呼吸が習慣化している場合は歯科医に相談するのがおすすめで
す。

また、十分な睡眠と適度な運動で免疫力を高めることも、口腔内の健康維持につながります。

間食を控える

間食の頻度を減らすことで、虫歯のリスクを低減できます。

歯のエナメル質を溶かす酸性環境は、虫歯の原因です。

頻繁に食べ物を口にすると、口内が酸性に傾きやすくなります。

間食をする場合は、決まった時間に摂取し、その後は歯磨きか水でうがいをするのがおすすめです。

また、甘いものを食べるときは食事の一部として摂取し、だらだら食べ続けるのを避けましょう。

糖分の摂取を減らす

糖分の過剰摂取は、虫歯のリスクを高めます。

虫歯菌は、糖分を分解して酸を産生し歯を溶かします。

甘い飲み物や菓子類の摂取を控え、代わりに野菜や果物など、繊維質の多い食品を選びましょう。

もし糖分を含む食品を摂取する際は、一度に食べきり、長時間口内に留めないようにしましょう。

また、キシリトールを含むガムを糖分の代わりに噛むのも効果的です。

食後のうがい

食事や間食の後は、すぐにうがいをするのが虫歯予防に効果的です。

うがいにより、口内に残った食べかすや糖分を洗い流せます。

水でのうがいでも効果はありますが、フッ素入りの洗口液を使用するとさらに虫歯予防効果が高まります。

うがいは30秒程度おこない、口内全体をすすぐようにしましょう。

すぐに歯磨きができないときは、うがいだけでも虫歯予防に役立ちます。

唾液の分泌を促進

唾液には、虫歯予防効果があります。

唾液には再石灰化を促す作用もあり、初期段階の虫歯を修復する効果を得やすいです。

また、唾液のpH緩衝作用により、酸性に傾いた口内を中性に戻します。

唾液の分泌を促すには、よく噛む習慣をつけるのが効果的です。

ガムを噛んだり、硬い食べ物や繊維質の多い野菜を積極的に摂取したりすると、自然と噛む回数が増えるためおすすめです。

キシリトールを含むガムを噛む

キシリトールを含むガムを噛むことは、虫歯予防に効果的です。

キシリトールは虫歯の原因となる酸を産生せず、プラーク中の酸を中和します。

また、唾液の分泌を促進し、虫歯菌の活動を弱める働きがあります。

ただし、キシリトールガムは歯磨きの代わりにはならないため、補助的な役割として噛みましょう。

歯科での予防治療を受ける

歯科での予防治療は、虫歯の早期発見・早期治療が可能になるため、健康な歯を長く保てます。

予防歯科に取り組むことで、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、全身の健康状態も改善できます。

また、口腔内の健康に関する正しい知識を得られるため、口腔ケアのモチベーションを維持しやすいです。

加えて、予防治療を受けることで、将来的な医療費の負担も軽減できるためおすすめです。

禁煙する

喫煙は歯周病や虫歯のリスクを高めます。

タバコに含まれる有害物質は、血管を収縮させて歯ぐきの血流を悪くしたり、唾液の分泌を抑制するため歯周病菌や虫歯菌が増殖しやすくなります。

また、喫煙は免疫機能を低下させ、歯周病の悪化を促進します。

禁煙すると、歯ぐきは本来の免疫機能を取り戻すため、歯周病治療の効果も高まりやすいです。

禁煙は口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも良い影響をもたらします。

【まとめ】歯科予防は「正しい歯磨き」と「定期メンテナンス」から

虫歯を予防するには、口腔ケアや食習慣の見直し、歯医者による定期的なメンテナンスなどが必要です。

一度でも虫歯になると、治療が必要になるだけでなく、費用や時間的な負担もかかります。

未然に虫歯を防ぐことで将来的な負担を減らせるため、歯科医院で定期的なクリーニングを受け、日常の歯磨きで取り除けない歯垢や歯石を除去するのがおすすめです。

また、当院では予防歯科に力を入れています。現在歯に違和感がある方は、ぜひ岡谷市の山田歯科医院までお気軽にご相談ください。

歯科医師
コラム監修者
歯科医師 山田 宏樹
【経歴】
  • 愛知学院大学 歯学部卒(2014年)
  • 愛知県安城市の歯科医院にて医局長として6年間勤務(2014〜2020年)
  • 現在はきしもと刈谷矯正歯科で院長として矯正治療(ワイヤー マウスピース)やその他自費診療を行っている(2020年〜)
  • 山田歯科医院 非常勤

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