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なぜ歯磨きしてるのに虫歯になるのか?大人でもなる原因や予防方法5つ

投稿日:2024年10月28日/更新日:2024年10月28日

「歯磨きしてるのに虫歯ができるのはなぜ?」

「正しい歯磨き方法はある?」

「簡単に実践できる虫歯の予防方法が知りたい」

毎日しっかり歯磨きをしてるのに、なぜか虫歯ができてしまう悩みを抱えていませんか?

実は、歯磨きだけでは防げない虫歯の原因が存在します。

虫歯の原因には、歯磨き方法の間違いや食生活の乱れ、さらに加齢による唾液の減少も関係しています。

しかし、正しいケアを身につければ、虫歯のリスクの減少も可能です。

本記事では【歯磨きしてるのに虫歯ができるのか、原因や予防方法】を紹介します。

日常生活で虫歯のリスクを減らし、歯の健康を維持するケアの仕方も紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

歯磨きしてるのに大人でも虫歯になる原因とは?

歯磨きしてるのに大人でも虫歯になる原因は、以下の3つです。

  • 正しい歯磨きができていない
  • 食生活の影響
  • 唾液の減少や免疫力の低下

それぞれ解説します。

正しい歯磨きができていない

大人になっても虫歯になってしまう原因には、正しい歯磨きをできていないケースが挙げられます。

歯磨きをしていても虫歯になる場合、歯ブラシが歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、歯垢
(プラーク)がつきやすい部分に届いていない可能性が考えられます。

また、同じところの磨き過ぎやゴシゴシと強く磨く行為は、歯を傷つける原因となり、結果的に虫歯になるため注意が必要です。

虫歯を予防するためには、歯医者で、自分に合った歯ブラシや磨き方を教えてもらうのがおすすめです。

食生活の影響

歯磨きしてるのに虫歯になる原因には、食生活の影響が考えられます。

たとえば、甘いものや炭酸飲料を頻繁に飲食すると、糖分を取り過ぎてしまいます。

糖分を過剰に摂取する食生活は、口の中にいる虫歯の原因となる菌のエサとなるため、虫歯になりやすいです。

また、食事の後に歯を磨かない場合も、口のなかに長時間糖分が残ってしまうため、虫歯のリスクが高まるため注意が必要です。

唾液の減少や免疫力の低下

大人で虫歯になってしまう原因には、唾液の減少や免疫力の低下が挙げられます。

唾液には、口の中を洗い流し、歯の表面を保護する働きがあります。

しかし、唾液が減ると、口の中が乾燥しやすくなり、細菌も繁殖しやすいです。

また、免疫力が低下すると、体内に侵入してきた細菌を撃退する力が弱まるため、虫歯になりやすくなります。

【大前提】正しい歯磨きの仕方とは

正しい歯磨きの仕方を3つ紹介します。

  • 歯ブラシの選び方
  • ブラッシング方法
  • 歯磨き粉の選び方

それぞれ解説します。

歯ブラシの選び方

正しく歯磨きをするために、以下の点に注意して歯ブラシを選びましょう。

  • 毛の硬さ:基本的には「普通」を選択して正しい力加減で磨きます。歯周病の手術直後や歯がグラグラで「普通」だとうまく汚れが取れないなど特殊な事情があれば「やわらかめ」を選びます。「硬め」は歯や歯肉に悪影響を及ぼす可能性が高いので避けましょう
  • ヘッドの大きさ:口の大きさに合わせて選択する。大きいと奥歯まで届きにくく、小さいと磨くのに時間がかかる
  • 毛の密度:毛が密集しているほど、歯垢を落としやすい
  • 持ち手::持ちやすい形状のものを選択する

また、歯ブラシの交換時期は「約3カ月」ですが、もし歯ブラシの毛先が開いたり、色が変わったりしている場合は早めに交換しましょう。

ブラッシング方法

虫歯や歯周病を防ぐためには、正しいブラッシング方法が大切です。

とくに、歯磨き効果を最大限に引き出すためには、歯ブラシの角度や力、時間、順番などに注意が必要です。

  • 磨く角度:歯と歯茎の境目に45度くらいに当てる
  • 磨く順番:奥から1歯ずつ順番に反対側まで磨く(外側奥歯→外側前歯→外側奥歯→内側奥歯→内側前歯→内側奥歯→噛み合わせの面) 順番に磨くことで歯ブラシを持ち替えたりする際に部分的な磨き忘れを防止できる
  • 磨く時間:1回あたり2分以上を目安とは言われていますが、全ての歯にしっかりブラシが当たりプラークが取れていれば時間が短くても長くてもあまり気にする必要はありません

また、ブラッシングする際のポイントは、ゴシゴシと強く磨かずに、鏡を見ながら優しく丁寧に磨くことです。

歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、歯垢がつきやすい部分を丁寧に磨く必要があります。

しかし、どんなに頑張っても歯ブラシでは6割程度しかプラークは落とせません。したがって歯間ブラシやフロスの併用は虫歯の予防には必須です。

歯磨き粉の選び方

正しい歯磨きをするには、歯磨き粉のフッ化物(フッ素)の有無と研磨剤の量に注目して選ぶのも大切です。

  • フッ化物(フッ素):歯を強化し、虫歯予防に効果的。成人は濃度1450ppmのフッ化物(フッ素)が含まれたものがおすすめです。
  • 研磨剤:歯の表面を磨く成分。しかし、研磨剤は歯を傷つける可能性があるため、歯が敏感な人は注意

また、そのほかの成分として「歯周病予防」や「口臭予防」など、自分の悩みに合わせた成分を配合している歯磨き粉もおすすめです。

歯磨きだけでは不十分?正しい予防方法5つ

虫歯を予防するには、歯磨きだけでは不十分です。

  • 正しい歯磨きの習慣を身につける
  • 定期的な歯科検診を受ける
  • 食生活を改善する
  • 唾液を増やす
  • 睡眠やストレスケアをおこなう

以下に、正しい予防方法を5つ紹介します。

正しい歯磨きの習慣を身につける

正しい歯磨きの習慣を身につけると、虫歯予防につながります。

歯磨きは歯の健康の基本ですが、歯磨きだけではすべての歯垢や歯石を除去できません。

とくに歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や、歯周ポケットの汚れは、歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを正しく使うのが大切です。

また、歯ブラシの選び方や磨き方も重要なため、歯科医に相談して自分に合った歯ブラシを選びましょう。

定期的な歯科検診を受ける

歯科医院での定期的な歯科検診は、歯の健康を守る上で非常に重要です。

歯科検診の頻度は「3〜4カ月に1回程度」が標準的ですが、もし虫歯や歯周病のリスクが高い場合は「1〜2カ月に1回程度」の検診が推奨されます。

歯科医は、自分自身では見つけられない歯の変化や、初期の虫歯や歯周病を見つけられます。

歯のクリーニングやフッ素塗布など、プロによるケアを受けることで、虫歯や歯周病を予防し、歯の健康を長く保ちましょう。

食生活を改善する

甘いものや炭酸飲料など、糖分を過剰に摂取している食生活を改善すると、虫歯の予防が可能です。

とくに糖分や酸性の強い食品は、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまい、虫歯のリスクとなります。

そのため、バランスの取れた食事を心がけることで、歯だけでなく、全身の健康にもつながります。

唾液を増やす

唾液を増やせると、虫歯の予防につながります。

唾液には、口の中を中性に戻す働きや、歯の表面をコーティングして保護する働きがあります。

しかし、唾液の分泌量が減ると、口の中が酸性に傾きやすくなり、虫歯のリスクを高める原因となるため注意が必要です。

一方で、唾液の分泌を促すには、水分をこまめに摂ったり、ガムを噛んだりすると効果的です。

また、乾燥した環境は唾液の分泌を抑制するため、加湿器を使用するなど、室内の湿度を適切に保ちましょう。

睡眠やストレスケアをおこなう

睡眠やストレスケアをおこなうことで、虫歯予防が可能です。

睡眠不足やストレスは、免疫力を低下させるだけでなく、歯周病の原因となる細菌の増殖を促します。

そのため、質の高い睡眠をしっかり取り、ストレスを溜め込まないのが大切です。

たとえば、リラックス効果のあるヨガや瞑想を取り入れるなど、趣味の時間を持ち、自分に合ったストレス解消法を見つけてみましょう。

【まとめ】定期的な歯科検診を受けて虫歯を予防しよう

定期的な歯科検診は、虫歯を未然に防ぎ、歯の健康を長く保つための最も効果的な方法です。

歯科検診では、歯のクリーニングや歯石除去といった専門的なケアを受けられるため、自分では気付きにくい初期の虫歯や歯周病を早期に発見できます。

歯石を除去すると、歯周病の原因となる歯垢や歯石の蓄積を防げるため、歯周病を予防できます。

一方で、正しい歯磨きの方法ができていないと大人でも虫歯になるため、毎日の歯磨き習慣の見直しをおこなうのがおすすめです。

とくに、大人になっても虫歯になりやすい方や、歯のことで悩んでいる方は、ぜひ歯科医院を受診し、定期的な歯科検診を受けましょう。

歯科医師
コラム監修者
歯科医師 山田 宏樹
【経歴】
  • 愛知学院大学 歯学部卒(2014年)
  • 愛知県安城市の歯科医院にて医局長として6年間勤務(2014〜2020年)
  • 現在はきしもと刈谷矯正歯科で院長として矯正治療(ワイヤー マウスピース)やその他自費診療を行っている(2020年〜)
  • 山田歯科医院 非常勤

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